シェーン ロウリー

3月1日(日)に終了した米ツアー「コグニザント クラシック」は、コロンビア出身のニコ エチャバリア(31歳)が優勝し、米ツアー3勝目をあげた。この優勝で彼は世界ランキングを59位から自己ベストとなる34位に順位をあげた。ちなみに彼の2勝目は2024年日本で開催された「ZOZO選手権」だった。

この試合は15ホールを終了した時点で、アイルランドのシェーン ロウリー(38歳)が2位以下の選手に3打リードしていて、このまま優勝までいくと多くの人は思っていた。しかし、このコースのあがり3ホールはベアトラップ(熊のわな)と呼ばれる難ホール続きで、ロウリーはそのわなに陥ちてしまった。

16番(パー4,445ヤード)は右側に池がずっと横たわり、ロウリーはティーショットをまげて池に入れてしまう。1ペナ払って打った3打目では直接グリーンを狙わずフェアウェーに。第4打めが旗に寄らずに2パット、ダブルボギーとしてしまった。

ロウリーのひとつ前の組でまわるエチャバリアは、3打差つけられていた17番(パー3)でバーディーを奪い、この時点でロウリーに追いついて首位に並んだ。

17番(166ヤード)は池越えでグリーン右にも池が続くホールだが、ここでもロウリーはショットを右に大きく曲げて池の中に打ち込んでしまう。ドロップゾーンから打ったボールは寄らずに2パットを要し、2連続ダブルボギーを叩いて万事休す。18番ホールはエチャバリアもロウリーもパーとして、2打差でエチャバリアが優勝をきめた。

ロウリーが2ホール連続してダブルボギーを打ったことはこれまでツアーに記録がなく、試合後のインタビューでは、あの2つのショットを打ったときうまくクラブフェースをコントロールできなかったと話している。

ロウリーは現在世界ランキング27位にいて好調さをキープしているが、2019年の「全英オープン」でメジャータイトルを手にして以来優勝がない。2024年には「チューリッヒクラシック」に勝っているが、この試合はローリー マキロイとペアを組んで出場したものなので、優勝の重みはかなり異なる。

38歳という年齢からくる肉体的疲労が、あがり3ホールで出てきてしまったのか?それとも勝ちたい勝ちたいと焦る気持ちが2つのティーショットを乱してしまったのか?

今回敗れはしたが、このモーメンタム(勢い)が続いている間に、ロウリーが1勝をあげることを願わずにはいられない。