現在日本で開催されているZOZO選手権ですが、昨日おこなわれる予定だった2日目の競技を、今日ギャラリーを入れずにおこないます。 そして、あす日曜日に3日目の競技が、あさって月曜日に最終ラウンドが開催されると発表されました。
https://zozochampionship.com/important-notice.html
PGAツアーでは、悪天候のため日曜日までに競技が終了しなかった場合、月曜日を使用することはありますが、日本のプロゴルフ競技では、スポンサーのせいか、テレビの放映権の問題なのかよくわかりませんが、翌週となる月曜日に競技することが許されず、2012年には以下のような信じられない試合の結末があり、池田勇太選手が涙を飲みました。
https://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=20744
ただ、過去の試合を検索してみると、メジャー大会では日本でも月曜日順延となったことはあるようです。
https://news.golfdigest.co.jp/news/jgto/article/46835/1/
でも、今回のZOZO選手権の運営方法には少し違和感があります。本日の関東地方の天気は晴れのようなので、普通のPGAツアー競技であれば、今日ギャラリーを入れないにしても、朝早くスタートして、2日目をおこない、3日目の競技もできるところまでおこないます。今大会は予選カットなしなので出場者の数の通常の半分です。今日中に2日目、3日目の競技を終えることは十分可能です。
でも、今日1ラウンドしかおこなわないというのは、ギャラリーをまったく入れずに2ラウンドもおこなうと、入場料収入が激減するからかもしれません。日本のゴルフ慣習に拘束されないPGAツアー競技であれば、月曜日に最終日をおこなったとしても、ゴルフファンの多い首都圏で開催されているし、いまやギャラリーの大部分を占める60歳以上のシニアーにはまったく影響がないという判断が働いたのかもしれません。
一方、選手の中には、日曜日の夜に次の試合予定地中国へ入り、現地で月曜日の予定を入れている選手もいると思います。天候に左右されるスポーツの悩ましいところですね。