2ストローク ペナルティ

河本結選手がアメリカ女子ツアーの来季出場権を獲得したQシリーズの最中に、ちょっとした事件が起こり波紋を広げています。

Qシリーズの6ラウンド目のプレー中、選手Aがパー3、17番(このグループの当日8番めのホール)で、先に打つ選手Bのキャディーに、クラブの番手を指サインで確認した後にプレーしました。

同伴競技者Cは、ホールアウトしてスコアカードを提出する時に、競技員を交えて同伴競技者と協議し、選手Aと選手B(この選手は全く気付いていなかった)に2打罰が課せられた というものです。選手AとBは、結局来年度の出場権を得ることはできませんでした。

選手CがSNSにアップした際のコメントの表現がひどいとか、どうして違反があったそのホールで話を持ち出さなかったのか、などとその後も尾を引いています。

われわれ週末ゴルファーも、先に打ったプレーヤーに使用したクラブを聞いてはいけないというルールがあることは知っていますが、ストロークプレー形式の場合2打罰となり、それは聞いたほうにも答えたほうにも適用されるということは、案外知らないと思います。少しルールが厳しくなるコンペなどでは気をつけておいたほうがいいでしょう。

どうしても先に打ったプレーヤーのクラブの番手を確認したいと思い、そのプレーヤーのバッグの中を覗いて、どのクラブがなくなっているのか見ることは、なぜかルール違反にはなりません。ただし、タオルなどがヘッドにかかっていた場合、それを取り除くことは違反となります。そこまでする人はなかなかいないと思いますが、ルールとして知っておきましょう。