プレジデントカップ

アメリカの男子プロ選抜とヨーロッパの男子プロ選抜が、2年に1度戦うマッチプレー形式の試合がライダーカップで、ライダーカップが開催されない年に、アメリカとヨーロッパを除く国々の選手が戦うのがプレジデントカップです。過去グレッグノーマンらが奔走してスタートしたものです。

今年は、オーストラリアのメルボルンで、12月12 – 15日に開催されます。アメリカチームが圧倒的な強さをみせ、いままでの対戦成績はアメリカの10勝1敗1分けです。アメリカチームのキャプテンはタイガー・ウッズ、国際チームはアーニー・エルスです。

1番の注目点は、きょうかあすにも発表されますが、アメリカのキャプテン、タイガー・ウッズが、選手としてプレーするかどうかです。今年はメジャー大会のマスターズで優勝し、先日もZOZO選手権で優勝しました。「俺、キャプテンもするけど、試合にも出る。」とタイガーが言えば、誰も何も言えません。ヘール・アーウィン(Hale Irwin)が、1994年におこなって以来のことです。キャプテンは実績のあるベテランが選ばれますが、その時点でトップレベルのプレーがおこなえるということは、非常に誇らしいことになります。

今回の国際チームのメンバーとして、松山英樹選手が2013年から連続して出場し、今回が4度目となります。丸山茂樹選手は、1998,2000年の2度出場し、1998年大会の時には、対戦成績5勝0敗と大活躍し、国際チーム唯一の勝利に大きく貢献しました。

丸山茂樹選手に当時ついたニックネームが、”smiling assasin(笑う暗殺者)”です。いつも笑顔を絶やさない丸山選手ですが、勝負にはめっぽう強い。そんなプレースタイルからつけられました。今年の流行語大賞にノミネートされた「スマイリング・シンデレラ」の渋野選手の先輩といったところでしょうか。

「スマイリング・シンデレラ」が、今年の流行語大賞になることは、少し難しいような気がしますが、渋野選手、こんなものは相手にしないでください。あなたには年末に、日本プロスポーツ大賞が待っております。