米PGAツアーと日本ツアー

米PGAツアー「マヤコバ・ゴルフ・クラシック」は、悪天候のため最終ラウンドの残りを月曜日におこない、ブレンダン・トッド選手が、1週間間隔が空きましたが2試合連続優勝を飾りました。彼がイップスでずっと悩んでいたことは、このブログで紹介しましたが、すごいことだと思います。

なお、日本からアメリカのツアーに戻ってきた小平智選手は、予選は通過したものの最下位(80位タイ)という結果となりました。しかし、獲得賞金は$13,176.(約140万円)あり、ちなみに優勝したブレンダン・トッド選手の賞金は、$1,296,000(約1億4000万円)と非常に高額です。

目下のところ日本ツアー賞金王の今平周吾選手は、今季22試合戦い優勝1回で、獲得した賞金が、\127,169,312となります。もちろん、単純にお金だけではありませんが、実力のある日本人選手が、最終的に米PGAツアーを目指す理由が理解できます。ただ、数年にわたってどんなチーム体制を組んで臨むのか、ゴルフの才能と努力と意欲だけでは、どうにもならない問題があるのも事実です。

先週の三井住友VISA太平洋マスターズで、アマチュアとして優勝した金谷拓実選手は、今後のことはまわりと相談してからとコメントしています。現在、東北福祉大学3年生ですが、中退することなく卒業し、プロテストを受けてプロになってください。その後は日本ツアーで優勝を重ねて実績を積み、周囲の信頼を勝ち得て、お金もしっかり貯め、3-4年は挑戦し続けていける体制をつくりあげてから、米PGAに挑戦するのがベストと思います。

ゴルフは、サッカーやラグビーと異なり、体のメンテを怠らなければ40代後半まで第一線でプレーできる競技です。時間はたっぷりあります。決して今、焦ることはありません。