米PGAツアーでは、来年の1月16日から19日まで、カリフォルニア州で「The American Express」が開催されます。歴史のある大会で、1960年、「パーム・スプリング・ゴルフ・クラシック」として始まった大会が、1965年、役者、コメディアン、歌手として多彩な才能を発揮したボブ・ホープ(1903-2003)の名を冠した「ボブ・ホープ・デザート・クラシック」となり、1986年に「ボブ・ホープ・クライスラー・クラシック」と名前を変えていました。
その後も何度かスポンサーが変わっていましたが、昨年はタイトルスポンサー不在のまま「デザート・クラシック(Dessert Classic)」として開催され、今年からアメリカン・エクスプレスが5年契約でスポンサーとなります。そして、カリフォルニア州出身でこの大会で2002年、2004年に優勝し、非常になじみのあるフィル・ミケルソンが、今回あらたにホストとなることが決まりました。
現在日本で開催されている「カシオ・ワールド・オープン」で、スポンサー契約を結んでいる石川遼選手のことを、また、「ミズノ・オープン」で、使用クラブ契約を結んでいる選手のことをホストプレーヤーと呼んだりしますが、厳密にはホストとは、あくまでスポンサーであるカシオ、ミズノです。
しかし、今回の大会「The American Express」のホストにフィル・ミケルソンがなるということは、タイトルスポンサーであるアメリカン・エクスプレス社とフィル・ミケルソンが、大会の運営、将来的なビジョンを共有することを意味し、選手は非常に大きな責任を担います。
来週開催される「Hero World Challenge」と来年2月に開催される「The Genesis Invitational」は、タイガーがホストを務める大会であるということは11月14日にブログで紹介しましたが、現役の選手として米PGAツアー競技でホストを務めるということは、選手としての実績が認められ、また周囲より尊敬されていることのあかしであり、非常に名誉なことになります。