欧州ツアーのトルコオープン(Turkish Airlines Open)ですが、最終日18ホールを終了して、6人の選手が20アンダーで並び、16年ぶりとなる6人によるプレーオフとなりました。プレーオフ4ホール目で決着がつき、優勝したのはイギリス人テリル・ハットン(Tyrrel Hatton)という選手ですが、このプレーオフを戦った選手の中にカート・キタヤマ(Kurt Kitayama)という選手がいました。
キタヤマのいう苗字からもわかるように、お母さんが日本人の日系人ですが、アメリカ生まれでアメリカの国籍をもつ26歳の選手です。ネバダ・ラスベガス大学を卒業し、アメリカ下部ツアー、アジアンツアーでプレーしていましたが、昨年11月欧州ツアーのシード権を獲得し、その後あっという間に2勝した赤マル急上昇中の選手です。
ブルックス・ケプカ選手のように、最高峰の舞台である米PGAツアーでプレーする前に、欧州ツアーで経験を積むスタイルが功を奏しました。本人がアメリカ国籍ということもあり、将来は米PGAツアーをメインにプレーすることになると思います。
この大会3連覇をめざしたジャスティン・ローズ選手でしたが、13アンダー21位タイで終了です。川村昌弘選手は、6アンダー46位タイ。谷原秀人選手は、4オーバーの70位タイという結果でした。
日本開催の米LPGAツアー競技TOYO ジャパンクラシックですが、な、なんと、鈴木愛選手が、日本ツアーと米LPGAツアーをまたいで、2週連続優勝するという結果となりました。2週連続優勝は日本の女子ツアー史上3人目の快挙です。2週連続で優勝する選手の状態とは一体どんなものなのでしょうか?
コースが自分に合うとか合わないという問題ではなく、運の要素を大きく上回る、他のプレーヤーに対する圧倒的な強さを発揮したということなんだと思います。ドライバーもアイアンもパターもすべてがうまくいく、いわゆるゾーンに入ったという状態なのか、鈴木愛選手はこの大会3日間のプレーの中でボギーはただひとつ。18バーディーです。