1位から5位までは昨日紹介しました。
6位はタイガー・ウッズです。なんと言っても、見事に怪我から復活して、今年のマスターズを優勝したことです。この勝利でメジャー大会優勝回数を15回とし、ジャック・ニクラウスの持つ18回という記録にあと3つと迫りました。AP通信は、タイガーのこの優勝を、今年のスポーツ界の1番のニュース(Sports story of the year)にあげています。また、10月に日本で開催されたZOZO選手権を制覇し、サム・スニードが持つ米PGAツアー最多優勝回数82に並びました。また、先日のプレジデントカップでは、キャプテンとしてそしてプレーヤーとしてチームを牽引し、アメリカチームの大逆転勝利に大きく貢献しました。
7位はパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)です。あまり日本では知られていませんが、カリフォルニア出身の27歳の選手です。アマチュア時代は、現在の金谷拓実選手のようにアマチュア世界ランキング1位を52週間保ち続けました。米PGAツアーではまだ2勝しかしていませんが、今年はマスターズが9位タイ、全米プロ選手権が2位タイとメジャー制覇の実力を備えた選手です。また、2016年にはアマチュア時代からずっとコンビを組んできたクリス・ロス(Chris Roth)というキャディーをひき逃げ事故で失っています。
8位はジャスティン・ローズです。今年1月のデザートクラシック(Desert Classic)後に世界ランキング1位に返り咲き、同じく1月のファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmer’s Insurance Open)で優勝しました。その後メジャー大会では、全米オープンで3位になったものの、マスターズは予選落ち、全米プロ29位タイ、全英オープン20位タイとあまり振るわず、徐々に8位まで順位を落としてきています。来年は東京オリンピックで連覇を狙います。
9位はエグザンダー・シャフレです。26歳とまだ若く、米PGAツアーで4勝しており、来週ハワイで開催されるSentry Tournament of Championsの昨年優勝者です。彼については、今年の全英オープンでちょっとした事件がありました。大会主催者であるR&Aは、昨年から大会直前に選手の中から30名選び、使用しているドライバーの反発係数の調査を始めました。その検査で彼のドライバー(キャラウェイのエピック)が適合していないと判定されたのです。直前ということもあり、動揺は隠せず41位タイに終わってしまいました。マスターズでは2位タイ、全米オープンでは3位タイだったのですが、、、
10位はトミー・フリートウッドです。長身で細身、金髪の髪を長くのばしている選手で、皆さんの頭にも顔がすぐに浮かぶ選手と思います。昨年のUSオープンではブルックス・ケプカに1打差で敗れて2位、今年の全英オープンでは、シェーンローリーに6打つけられましたが2位とメジャータイトルまで文字通りあと一歩のところにきています。来年はメジャー大会で確実に優勝争いに加わってくれる選手です。
松山英樹選手は、今年優勝がなく21位。今平周吾選手は31位で2019年を終えることになります。