全豪オープン

今季節が夏の南半球オーストラリアでは、豪PGAツアーの終盤戦「全豪オープン」が開催されています。

日本人選手として、先月三井住友VISA太平洋マスターズで、アマチュアとして優勝した金谷拓実選手が、2日めを終え首位と二打差の4位タイと大健闘しています。まだ残り2ラウンドあるので予断はできませんが、もし彼が優勝すれば、1939年にジム・フェリア(Jim Ferrier)という選手がアマチュアとして優勝して以来の80年ぶりの快挙となります。また上位3位内に入れば、来年7月のメジャー大会「全英オープン」への出場権を得ることができます。

2日間を終えて首位を走るのは、マット・ジョーンズ(Matt Jones)で、この大会を2015年に優勝しており、現在米PGAでプレーしています。世界ランキングは181位で、米PGAツアーで1勝の実績がある選手です。けっしてあなどれません。

来週オーストラリア・メルボルンで開催されるアメリカチーム(United States Team)と国際チーム(International Team)の対抗戦「プレジデント・カップ」に参加する選手も実践感覚を磨くために出場しています。

国際チームのリーダー格アダム・スコットは、初日の75がひびいて予選落ち。同じくメンバーに選出され、全英オープン1勝している南アフリカの選手ルイ・ウーストヘイズンは、金谷選手と同じく4位タイ。国際チームのキャプテンとしてタイガーウッズ(USチームキャプテン)と戦うアーニー・エルスは貫禄の予選落ちです。アーニーは、早いものでこの10月に50歳になりました。

今週の全豪オープン、来週のプレジデント・カップと、しばらく南半球から目が離せません。