プレジデントカップ

2年に1度、ライダーカップが開催されない年におこなわれるアメリカと国際チームの対抗戦「プレジデントカップ」が、今週オーストラリア・メルボルンで始まります。

アメリカチームのメンバーは

タイガー・ウッズ(プレーイングキャプテン) 世界ランキング6位

ダスティン・ジョンソン 同5位

ジャスティン・トマス  同4位

マット・クーチャー   同24位

エグザンダー・シャフレ 初出場 同9位

ウェブ・シンプソン    同11位

パトリック・キャントレー 初 同7位

ブライソン・デシャンブー 初 同13位

ゲーリ・ウッドランド   初 同17位

トニー・フィーナウ    初 同16位

パトリック・リード    同12位

リッキー・ファウラー   同22位    

長い間メンバーに加わっていたフィル・ミケルソンの名前が消えました。1994年の大会から前回まで連続12回出場という記録が途絶えてしまいました。この記録は最多出場記録で、次はタイガー・ウッズの8回となります。

国際チームのほうは、監督アーニーエルス(プレーなし)のもと以下のメンバーとなります。

松山英樹(日本) 世界ランキング21位  

アダム・スコット(オーストラリア) 同18位 2013年マスターズ優勝

ルイ・ウーストヘイズン(南アフリカ)同20位 2010年全英オープン優勝

マーク・リーシマン(オーストラリア)同28位

エイブラハム・アンサー(メキシコ)初  同39位

ハオタン・リー(中国)初 同65位

C.T.パン(台湾)初 同64位

キャメロン・スミス(オーストラリア)初 同52位

ジャクイン・ニーマン(チリ)初  同56位

アダム・ハドウィン(カナダ)同48位

サンギー・イム(韓国)初 同36位 ジェイソン・デイの代員

ビョーハン・アン(韓国)初 同42位

過去の対戦成績は、アメリカチームの10勝1敗1引き分けと、アメリカチームが圧倒的な強さを見せつけています。世界ランキング1位のブルックス・ケプカの欠場は大幅な戦力ダウンとなりますが、国際チームサイドも世界ランキング34位のジェイソン・デイが、背中の怪我のため棄権します。

今回の各メンバーの実力を世界ランキングで判断すると、また初参加の選手の数が、国際チームの7名に対してアメリカチームは5名と少ない点をみても、実力・経験の両面でまさっているアメリカの勝利はゆらぐことはないでしょう。

アメリカチームの選手としてパトリック・リードがプレーします。12月8日のブログで書いていますが、彼は先週のPGAツアー競技の3日目、ウエストランド(wasteland)内で意図的にボール手前の砂を2度にわたってクラブでかわしたため2打罰を課せられ、今アメリカ国内で厳しく非難されています。このことはチーム戦として戦うアメリカチームの士気を少なからず落とす要因となるでしょう。敵地オーストラリアでの対戦なので、キャラリーからは間違いなく彼に対して罵声が浴びせられます。しかし、それでアメリカチームのメンバーが動揺し、勝敗がひっくり返ることはないでしょう。