本日12日より始まるプレジデントカップの組み合わせが昨日発表されました。
初日は5試合組まれ、試合はフォーボール(four ball match)形式で、2人のうちいいほうのスコアがそのチームのスコアとなり、相手に勝てば2ポイント獲得し、引き分ければ1ポイント獲得します。12人の選手団のうち、初日は10名がプレーし、2人の選手が控えに回ります。
プレーイングキャプテンのタイガー・ウッズは、プレーヤーとしてどんな形でこの大会に臨むのか非常に注目されていましたが、初日の初戦にジャスティン・トマスと組んで、マーク・リーシマン(豪)とジャクインニーマン(チリ)ペアと対戦します。
戦いの最初から大将自ら先頭に立って自陣を率いる戦術です。勝てばその後に続く選手を発奮させますが、負ければ全体の士気に影響を与えることになります。最近非常に好調であるタイガーには絶対に負けないという自信があるのでしょう。
松山英樹選手は台湾のC.T.パン選手と組み、第4試合にウェブ・シンプソン、パトリック・リードの組と対戦します。お伝えしているように、ウエストエリアでのショットをめぐり非難ごうごうのパトリック・リードですが、初日より出てきてプレーします。
確かに、マッチプレーでの実績があるパトリック・リードを控えに回すと、アメリカチームには弱みがあると思われ、そこを国際チームから突かれる可能性があります。パトリック・リードには全く問題がないという姿勢をはっきり示すため、初日からの起用したと考えられます。
このように、誰と誰を組ませ、どこでどう戦わせるのか。こういったことを周到に練ることが、個人で競技するいつものトーナメント形式の試合にはない団体戦の醍醐味となります。
今回、惜しくも最多連続試合出場の記録が途絶えたフィル・ミケルソンですが、自宅よりアメリカチームを応援しています。以下のツイッターご覧ください。