ソニーオープン予選2日が終了しました。優勝に一番近い選手と思われていたジャスティン・トマスは、予選通過に2打及ばず予選落ちしてしまいました。彼が予選落ちしたのは、昨年6月の全米オープン以来なので、優勝はしたものの、先週の試合がプレーオフにまでもつれ込み、その疲れが出たのかもしれません。昨年度この大会で優勝したマット・クーチャも予選落ちしています。
日本人選手では、星野陸也、堀川未来夢がイーブンパー、38位タイ。松山英樹、小平智が1オーバー、53位タイ。以上の選手が予選通過しましたが、比嘉一貴、今平周吾、時松隆光、池村寛世(いけむらともよ)、中嶋徹の4名は予選落ちとなりました。
38位タイとは言っても、首位とは6打差しかなく、まだ36ホールあるので、星野、堀川両選手には、上位進出いや優勝のチャンスはまだ残っています。ただ、ハワイ特有の強風と時おり降る雨に悩まされる残り2日間となります。
昨秋よりスタートしている今シーズンから、2日目終了時のカットラインについて変更がありました。いままでは70位タイまでの選手が予選を通過して、本選に進出していましたが、現在は65位タイまでの選手しか本選に進めなくなりました。本選に進出しなければ、一銭のお金も稼げない各選手にとっては厳しい変更となっています。
2日目を終わって、オーストラリア人のカメロン・スミス(Cameron Smith)選手が上位で健闘しています。12月16日のブログで彼のことを書いていますが、プレジデントカップ最終日にジャスティン・トマスを破った活躍、3連覇を狙った「全豪プロ選手権」で10位タイと善戦するなど好調さをキープしており、米PGAツアーで単独初優勝を狙います。(2人1組の試合では優勝経験あり)
オーストラリア人の彼は、母国で発生している大災害級の山火事に心を痛め、寄付を始めると発表しています。ソニーオープン期間中、自分がとったバーディー1つにつき500ドル、イーグルひとつにつき1000ドルを寄付すると。予選2日を終わってバーディーを12取ったので、すでに6000ドル寄付することになります。自分を鼓舞して、優勝を狙い、それが結果的に母国のためにもなるという彼の思いが奏功することを願います。