オーストラリアの火災とゴルフ

昨日のブログで、オーストラリア人のキャメロン・スミス(Cameron Smith)選手が、母国の災害級の山火事に向け、世界中の人々にもっと惨状を知ってほしい、救援の手を差しのべてほしいという思いから寄付活動を始めたことはお伝えしました。

昨年12月、オーストラリア・メルボルンを舞台に開催されたプレジデント・カップの国際チームキャプテン、アーニー・エルスが、プレジデント・カップの慈善基金から$12万5000ドルをオーストラリアに寄付すると発表しました。プレジデント・カップ大会期間中、オーストラリアの人々は暖かくわれわれを迎えてくれ、力強くサポートをしてくれた。その人たちが災害で苦しんでいる。少しでもお役に立ちたいという思いです。

オーストラリアではすでに、韓国(South Korea)の国土に匹敵する土地(22,500,000エーカー)が火災で焦土と化しています。まだまだ乾燥した日々が続き、火災がいつおさまるのかめどがたたない状況です。

米PGAツアーも動き出しました。ソニー・オープンで、バーディーをとれば$500、イーグルをとれば$1000寄付すると表明しているキャメロン・スミス選手と同じく、オーストラリア人でプレジデント・カップでもメンバーとしてプレーしたマーク・リーシマン(Marc Leishman)選手も同様の寄付を表明しています。米PGAは、この二人の寄付金が$125,00に達しない場合はその差額分を寄付すると発表しています。

この寄付活動の動きが、ゴルフ界にとどまらず、世界中の多くのスポーツ、多くの団体に広がっていってほしいと思います。同じチームでプレジデント・カップを彼らと共に戦い、ソニー・オープンに出場している松山選手、寄付の声をあげてみてはどうでしょうか?