左ひざを故障していたブルックス・ケプカが戦線復帰です。昨日始まった欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」に出場し、初日のプレーを6アンダー、66で回り、首位と2打差の3位につけ、好調なすべり出しです。
昨年10月、韓国で開催された米PGAツアーのCJ Cupの試合の途中、すべってころび膝の怪我を悪化させ、試合を途中棄権、帰国して治療に専念していました。12月に開催された国際チームとの対抗戦「プレジデントカップ」も、経過がおもわしくないため欠場し、この大会が10月以降はじめての大会となり、注目を集めていました。
この日は、昨年の全英オープンを制したシェーン・ロウリーと同2位のトミー・フリートウッドとのラウンドでした。ケプカ自身も同大会で4位に入っています。シェーン・ロウリーのスコアは70、トミー・フリートウッドは71だったので、世界ランキング・ナンバー1の貫禄は示したことになります。残り3日間のプレーを期待しましょう。
この大会には、欧州ツアーのシード権をもつ川村昌弘選手が参加しています。初日は3アンダー、18位タイとまずまずの位置につけています。彼は先週の「南アフリカオープン」では予選落ちしていますので、今週はもう1日頑張り予選通過をしてもらいたいと思います。
また、カート・キタヤマ(米国籍)選手が、5アンダーの5位タイに入っています。11月11日のブログで以下のように紹介した選手です。
『キタヤマのいう苗字からもわかるように、お母さんが日本人の日系人ですが、アメリカ生まれでアメリカの国籍をもつ26歳の選手です。ネバダ・ラスベガス大学を卒業し、アメリカ下部ツアー、アジアンツアーでプレーしていましたが、昨年11月欧州ツアーのシード権を獲得し、その後あっという間に2勝した赤マル急上昇中の選手です。
若いころのブルックス・ケプカ選手のように、最高峰の舞台である米PGAツアーでプレーする前に、欧州ツアーで経験を積むスタイルが功を奏しました。本人がアメリカ国籍ということもあり、将来は米PGAツアーをメインにプレーすることになると思います。』