リー・ウエストウッド(Lee Westwood)選手が、欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」で見事優勝しました。最終日2位と一打差の首位でスタートし、5アンダーの好スコアで後続を寄せつけませんでした。欧州ツアー通算24勝目となります。
46歳の彼の優勝は、1996年に24歳で「スカンジナビア・オープン」を優勝して以来、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代と4 decades(40年)にわたる勝利ということで、メディアで大きく取り上げられています。長い間大きな怪我、故障もなく、勝利を積み重ねてきた結果です。
優勝インタビューの中で、「1998、99、2000年頃は1年に7回、8回トーナメントで優勝していた。それを当時は当たり前のように思い、ありがたいと思う気持ちなどまったくなかった。しかし、年を重ねた今では、1勝することのたいへんさ、1勝できたことへの感謝の気持ちをひしひしと感する。」と述べています。この頃日本ツアーにも参戦して、98年秋には「住友ビザ太平洋マスターズ」「ダンロップフェニックス」を2週連続で優勝しています。
リー・ウエストウッドには、今年9月アメリカで開催される「ライダーカップ」- アメリカ対ユーロ国のチーム対抗戦- に選手として選出されプレーしたいという強い思いがあります。1997年の大会から連続して9回出場していましたが、2018年の前回大会(フランス・パリで開催)ではじめてメンバーからはずれてしまいました。
現在のライダーカップ選手ランキングリストでは9位に位置し、自動選出される8位までには、文字通りあと一歩です。ただ、残りの4名は監督推薦で選ばれるため、いまのままなら監督推薦枠に入るかもしれませんが、それも確実とは言えません。もっといい成績を上げて、8位以内に食い込んでおくことが必要となります。今後の活躍を見守りましょう。