欧州ツアー「サウジ・インターナショナル(Saudi International)」が、サウジアラビアでスタートしました。初日を終わって首位に立ったのは、8バーディー、1ダブルボギー、6アンダーの64でまわったグラン・マクダウェル(Graeme McDowell)です。2010年ペブルビーチで開催された「全米オープン」の覇者で、今年は「ソニー・オープン」で4位タイに入っており、好調です。
今年はライダーカップの年ですが、ライダーカップ資格者ランキングで、彼は現在92位と大幅に順位を落としています。かつてはメジャー優勝をはさんで、2008,2010,2012,2014年と連続で4回出場したときの勢いが今はありません。少しふけて見えますが、まだ40歳の彼としては、今年いい成績を出して、9月末から始まるライダーカップにプレーヤーとして復活したいと思っています。
今回初めて中東の試合に参加したフィル・ミケルソン(Phil Mickelson) –昨年12月3日付けのブログを再読ください— ですが、好調で首位と2打差の8位タイスタートです。大会前のプロアマ戦では、今ゴルフ界を騒然とさせているプレミア・ゴルフ・リーグの主催者側の人たちと一緒にラウンドしました。米PGA通算44勝をあげていますが、ことし50歳を迎える彼としては、年齢による力の衰えを実績、知名度、人気で少しは補えることができるかもしれない新リーグは、シニアツアーより魅力的かもしれません。彼の去就に注目です。
ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)は首位と3打差の14位タイ、いい位置でスタートです。世界ランキング1位のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka)は、4バーディー、4ボギーのパープレー、48位タイのスタートです。ケプカは先先週のトーナメントでは、初日の調子はよかったのですが、2日め以降失速してしまいました。本大会は中間の位置よりのスタートとなります。
日本人選手は、川村昌弘選手が出場していますが、3オーバー94位タイと大きく出遅れています。2日目のバウンスバックを期待しましょう。
なお、米LPGAツアーの大会ですが、3月5-8日に中国海南島で開催が予定されていた「ブルーベイLPGA(Blue Bay LPGA)」は、中国国内で新型コロナウイルスによる肺炎の蔓延のため、急遽中止が決まりました。新型肺炎の影響が、ゴルフ界へも及んできました。