来週の米PGAツアーは、カリフォルニア州リビエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で「ジェネシス・オープン(The Genesis Invitational)」が開催されます。
リビエラという地名は、年配の人であれば、森進一の往年の名曲「冬のリビエラ」という曲をご記憶と思いますが、リビエラとはもともとイタリア北西の海岸沿いの地域の名称ですが、この地域の地名として借用されたようです。アメリカの地名には、入植した人がその地に祖国の地名をつけたためか、ヨーロッパの地名に由来するものが多く、たとえばニューヨーク(New York)は、イギリスのYork市にちなんだものです。
大会の舞台となるリビエラCCは名門のプライベートコースで、過去に何度もメジャー大会が開催されており、直近では1995年の「全米プロ選手権」が開催され、2017年には「全米アマ」の会場にもなっています。そして、8年後の2028年ロスアンゼルス夏季オリンピック大会のゴルフ会場となることが決まっています。
この大会は、タイガー・ウッズがホストを務める大会で、今年から大会としての格付けが上がりInvitationalとなりました。そのため予選にエントリーできる選手の数が、144名から120名と少なくなり、賞金総額のほうは930万ドルに増額となっています。ただ、タイガー自身は、このコースをあまり得意とはしておらず、過去11回プレーしてまだ一度も優勝していません。
今回出場する選手も豪華な顔ぶれとなります。世界ランキング10位までの選手のうち9名が、またランキング25位までの選手のうち19名が出場するので、非常にレベルの高い戦いになります。その顔ぶれは、ローリー・マキロイ、ブルックス・ケプカ、ジョン・ラウム、ジャスティン・トマス、ダスティン・ジョンソン、タイガー・ウッズ、パトリック・キャントレー、エグザンダー・シャフレ、ジャスティン・ローズなどそうそうたるメンバーです。日本人選手としては松山英樹選手が出場します。
ローリー・マキロイは、この大会にランキング1位として出場しますが、本人と他の選手の成績いかんで、わずか1週間でその座を明け渡すことになるかもしれません。来週の試合からも目が離せません。