来週開催される「WGC メキシコ選手権」に出場する選手が、大会ホームページで正式に発表になりました。世界ランキング算出のポイントが高い大会で、順位賞金も高く、何より予選カットがない大会なので、参加資格のある有力選手がこぞって参加します。
日本人選手としては、昨日お伝えした石川遼選手以外に、松山英樹選手と今平周吾選手が参加します。松山選手は今週の米PGAツアー「ジェネシス招待」に出場しており、連戦となります。今平周吾選手は、昨年の4つのメジャー大会に、世界ランキング50位以内という出場資格でプレーしましたが、すべて予選落ちというふがいない成績に終わっています。
今年のメジャー大会に向け、まずはこの大会で、ワールドクラスの選手を相手に上位に食い込み、さらには東京オリンピックに向けて実績と自信をつける必要がありそうです。
4年前、ゴルフが競技種目に復活したリオのオリンピックには、池田勇太選手と片山晋呉が出場しましたが、60選手中、池田選手が21位、片山選手が54位に終わっています。自国開催となる今回のオリンピックでは、上位入賞、あわよくばメダルを期待する声援も大きくなり、日本代表に決まりそうな松山、今平両選手にとって相当のプレッシャーとなることと思います。プレッシャーにめげずに頑張ってもらいたいです。
この「WGCメキシコ選手権」の舞台となるコース(The Club de Golf Chapultepec)は、メキシコの首都メキシコシティにあります。メキシコシティの標高は2300メートルと非常に高地で、空気が薄くボールは平地と比べて15%も飛距離が伸びます。これは、グリーンを狙う選手の距離感を大きく惑わせます。
この飛距離の大幅な違いを嫌って参加しないトッププレーヤーもいますし、来週以降のスケジュールを見すえて不参加を決めた選手もいます。来週以降の試合で、トッププレーヤーが最優先に考える大会は2つあり、1つめは3月12日スタートの「プレーヤーズ選手権(The Players Championship)」です。最近では第5のメジャーと称されることもあり、あの17番のアイランド・グリーンが有名な大会です。そして、もうひとつの大会は4月9日から開催される「マスターズ(Masters Tournament)」となります。もちろん、今季どんな目標を立て、どんなスケジュールを組み、どう実践していくかというふうに、目標が先にくることは言うまでもないことです、、、、、