今週のPGAツアーは、舞台をメキシコに移して、「WGCメキシコ選手権(WGC Mexico Championship)」が開催されます。
アメリカのラスベガスでは、PGAツアーのトーナメントの優勝者を当てるギャンブルが、(もちろん合法的に)運営されており、大会が近づくとオッズが発表されます。今回のメキシコ選手権のオッズは以下のとおりです。
ローリー・マキロイ、6:1
ダスティン・ジョンソン、8:1
ジャスティン・トマス、ジョン・ラウム、10:1
エグザンダー・シャフレ、アダム・スコット、ウェブ・シンプソン、松山英樹、20:1
世界ランキング5位のダスティン・ジョンソンは、この大会では昨年を含め2度優勝していますが、ラスベガスのブックメーカーは、世界ランキング1位のマキロイのほうを上位にしています。確かに、先週の大会「ジェネシス招待」では、マキロイは首位と3打差の5位タイ、ダスティン・ジョンソンは4打差の10位タイでした。勢いはマキロイのほうがあるという判断でしょうか?
「ジェネシス招待」で優勝したアダム・スコットは、最近調子を上げてきている松山英樹選手と同様に、20:1のオッズになっています。
大会初日の組み合わせですが、松山選手はジャスティン・トマス、マーク・リーシマンとプレーします。ジャスティン・トマスは、世界ランキング4位の選手で、マーク・リーシマンは、先月の米ツアー「ファーマーズインシュアランスオープン(Farmers Insurance Open)」で優勝し、ランキングを20位にあげてきている選手で、相手にとって不足はない選手です。
昨年の日本ツアーの実績で出場資格を得ている石川遼選手は、飛ばし屋のレフティで「マスターズ」を2度制しているババ・ワトソン、「全英オープン」を優勝しているルイ・ウーストヘイズンと組み合わせで、石川選手に対するPGAの配慮を感じます。
今平周吾選手は、アメリカ人のジェイソン・コクラック(ランキング77位)、南アフリカ人のザンダーロンバード(同205位)とのラウンドで、36位の今平選手は格下の選手とのプレーとなります。
小平智選手は、このWGCの試合と同じ日程で開催されるプエルトリコ・オープンのほうに出場し、米ツアー2勝目をひそかに狙います。
いつものように、週末が楽しみです。