世界ランキング1位の座をローリー・マキロイに譲り、好調なジョン・ラウムにも先を越され、今週は3位となってしまったブルックス・ケプカですが、今週の米PGAツアー「The Honda Classic」で予選落ちをしました。
予選カットラインには5打及ばす、2日め終了後の記者会見では、「ちょっとしたミスが、大叩きにつながってしまうコースでたいへんだった。また、ショット全般はよかったが、パットが入らなかった。また、予選落ちと昨年秋に痛めた膝の怪我はまったく関係がない。膝の状態はいい。」と話しています。
パットが不調な原因として、パターの握り方を少し変更し、まだそれがしっくりきていないことを挙げています。ケプカのパターの握り方は、非常に特殊というか、我々アベレージゴルファーに見られる、下側にある右手の人差し指をまっすぐに伸ばし、シャフトに沿わしています。解説者からは「しろうと」のようだと指摘をうけることがありますが、そのグリップでメジャー大会を4つも優勝しているのですから、誰も直せなどとは言えませんし、テレビでみる限り、どう修正したかはっきりわかりません。
ケプカは今後、来週から4週間連続して試合に出場し、1週間休んで、マスターズに臨む予定と話しています。その強硬なスケジュールの理由は、昨年秋より今年に入るまで、膝の治療のため試合に出ていなかったので、試合勘とくにグリーン周りのショットの感覚を早く取り戻したいため、なるだけ多くの試合に出場する。そして、万全の態勢でマスターズに臨みたいと。
昨年のマスターズは、タイガーウッズが優勝し、そこに多くの関心が集まりましたが、その陰でケプカは一打差の2位タイに入っています。マスターズ初制覇に向け、連戦を続けるブルックス・ケプカ。結果がとても楽しみになってきます。