昨日のブログで、世界ランキング5位のダスティン・ジョンソン選手が、オリンピックに出場しないと正式にトッププロの中で初めて表明したことをお伝えしましたが、本日の海外のメディアでは以下の内容が報じられています。
東京五輪担当大臣である橋本聖子氏が、イギリスBBC放送の取材に対して、「IOC(国際オリンピック委員会)と東京都との契約には、大会は2020年内におこなわれなければならないと規定されているが、そのことはすなわち、年内であれば日程の延期も可能という解釈が成り立つ。」と回答しています。
新型ウィルスの感染拡大によって、東京オリンピックの開催が危ぶまれていますが、2020年内で開催時期を「延期」という選択肢が浮上してきました。すでに競技日程が決まり、その日に向け長い間、激しい練習と努力を積み重ねてきた選手たちにとっては、ゴールテープが遠のいて、集中力の維持が難しいところですが、すべての選手にとって条件は同じなのでそれは受け入れるしかありません。
では、どれくらい延期なの? 1か月? 2か月? 3か月? WHO(世界保健機関)による何らかの安全に関するコメントが出ないことには、日本の安全は世界中に示せないと思いますが、とても大きい大会なので準備の期間も必要です。その準備期間を踏まえ、見込みで何かコメントが出せるものなのか? 予測にもとづいて発表し、その後不測の事態が発生したらどうなるかなどと考えてみると、年内に本当に開催できるのだろうかと、開催そのものが危ぶまれてしまいます。
男子プロゴルフの世界では、メジャー大会、米PGAツアープレーオフ、そしてライダーカップなど、オリンピックのメダル以上の価値があると選手が考える大会がいくつかあります。そのため、今後も東京オリンピック参加資格を有している選手が、出場を辞退するケースが増えてきそうです。