今週のトーナメント

今週の米PGAツアーは、 「アーノルドパーマー招待(Arnold Palmer Invitational)」がフロリダで開催されています。前回大会で優勝したフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari)は、背中の痛みのため、初日のラウンド前に棄権しました。彼は2018年の「全英オープン」を優勝し、その年に開かれたライダーカップでは、5戦全勝敵なしで欧州チームの勝利に大きく貢献しました。

しかし、昨年の「マスターズ」で、最終日を首位でスタートし、「全英オープン」に続いてメジャー大会連続優勝を狙いましたが、74とスコアが伸びず5位タイに終わってしまいました。そのとき何かあったのか、その時以来調子を崩したままです。

松山英樹選手は、初日を3アンダーの69で終え、首位と3打差の11位タイの好位置につけています。世界ランキング1位のローリー・マキロイは、絶好調で首位タイ。2位のジョンラウムは不参加。3位のブルックス・ケプカは、イーブンパーの72、44位タイの成績です。

かわって欧州ツアーのほうは、中東の国カタールのドーハで「カタール・マスターズ(Commercial Bank Qatar Masters)」が開催されており、日本人として参加している川村昌弘選手は、初日5オーバー76、135位タイと大きく出遅れています。

欧州ツアーの大会は、毎週開催国が変わります。2月1週目はオーストラリア、3週目はWGCメキシコ、4週目は中東のオマーン、今週がカタール、そして来週は、なんとアフリカのケニアでの試合となります。移動距離の長さや生活習慣・宗教の違いなどで、プレーだけに集中することは非常に難しいのですが、トップクラスの選手が敬遠するような国の大会であっても、優勝すれば、「欧州ツアー1勝」の価値はまったく同じです。26歳とまだまだ若い川村選手、青木功選手以来となる1勝を目指し、頑張ってください。