アニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam)とゲーリー・プレーヤー(Gary Player)に大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)が贈られることが決まり、3月23日ホワイトハウスでトランプ大統領より授与されます。
アニカ・ソレンスタム(49歳)は、メジャー大会を10度優勝、米LPGAで72勝、欧州女子ツアーで17勝し、女性でただひとり、59というスコアでラウンドをしたスウェーデンの選手です。現在はアメリカ・フロリダに「アニカ・アカデミー」をつくり、ジュニアの育成をおこなっています。
ゲーリー・プレーヤー選手(84歳)は、南アフリカ出身の選手で、メジャー優勝9回、米ツアー24勝、南アツアー63勝、ここ一番という試合は、全身黒づくめのいでたちでプレーし、「ブラック・ナイト(black knight)」のニックネームで親しまれました。また、毎年4月の「マスターズ」では、初日の始球式をジャックニクラウスとともに務めるのが恒例となっており、80歳を超えた今でも筋トレはかかさず、若者顔負けの筋力を誇っています。
アメリカの「大統領自由勲章」ですが、日本の国民栄誉賞のように、各界で顕著は働きをした人に大統領の権限で与えられ、民間人に与えられる賞としては最高位のものとなります。いままでにゴルフ界からは、アーノルドパーマー、ジャックニクラウスらが受賞しており、タイガーウッズも昨年、奇跡の復活で「マスターズ」を優勝した直後に受賞しています。
発表が少し唐突で、なぜ二人の受賞がこのタイミングなのかは不明ですが、ひょっとするとゴルフ好きのトランプ大統領のきまぐれ、思いつきが大きく働いているのかもしれません。