コロナウイルスの影響

今週の米PGAツアーは、第5のメジャーとも称される「プレーヤーズ選手権(The Players Championship)」がフロリダでスタートしました。いままでこの大会は、5月に開催されていましたが、昨年より3月の開催となりました。「全米プロ選手権」が8月から5月にきたため、この大会が3月開催へと変更となったためです。

米PGAツアーコミショナー、ジェイ・モナハン氏が会場で記者会見し、「この大会の残りの3日間と、そして来週から3週間の間の試合は予定通りおこなうが、無観客試合とする」と発表しました。いよいよコロナウイルスの影響が、米PGAツアー競技にも及んできました。

プロバスケットボールなど、屋内でおこなわれる競技は軒並み試合中止となっていますが、屋外でそれも広大なコースの中でおこなわれるゴルフは、感染のリスクが他競技に比べて比較的低いという理由で、試合中止とはせず無観客で試合を続けることになりました。

3週間にわたる無観客試合明けには、「マスターズ」が開催されます。オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、予定通り大会をおこなうと発表しています。しかしその後、アメリカ国内で感染者が増加し、周囲の状況が急激に悪化しているため、本当に予定通りおこなうのか、あるいは今後何らかの変更が発表されるのか、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの今後の動きが注目されます。