藤田寛之プロの寄稿文を昨日のブログで掲載しました。
藤田プロは、男子ゴルフのすごさ、技術という「本質」を磨くことしかない。と述べていますが、日本男子プロツアーの上のレベル、米PGAツアーが存在する限り、それをもって日本のゴルフファンをうならせることは、なかなか難しいことです。また、男子プロゴルフのテレビ中継がだんだん減ってきていること、会場に足を運ぶ観客の数も減少しており、「すごさ」に触れる場も非常に限られてきています。
そこで、日本男子ゴルフ界復活の手だてのひとつとして、提案してみたいことがあります。各都道府県レベルで、大きなところでは区、市レベルで、日本プロゴルフ協会主催の「プロアマ大会」を定期的(月1、2回)開催してはどうでしょう。その地域出身のプロが参加し、アマチュアと一緒にラウンドします。プロと一緒にラウンドできる。間近でプレーを見れる。また、ラウンドしながらプロと話ができる。時には正しいルールについて教えてもらう。アマチュアゴルファーにとって最高の機会になると思われます。
プロのトーナメントの前にも、「プロアマ戦」が開催されますが、そこでプレーできるのは、その大会スポンサーと取引のある企業の関係者や、その大会に特別なコネがある人に限られ、われわれ一般ゴルファーにはまったくチャンスはありません。
日本プロゴルフ協会主催の「プロアマ戦」では、9ホールをプロ1人とアマチュア3人で回る。後半の9ホールでは、プロは別のグループに入りプレーし、アマチュアは3人でプレーを続ける。プロにとっても自分のファン、そしてゴルフファンを6人獲得できるチャンスが生まれます。
今後石川遼選手、松山英樹選手のようなスーパースターの到来をひたすら待つだけでは、日本男子ゴルフ界に明るい未来はありません。日本男子ゴルフ界を支えるプロ選手ひとりひとりが、草の根運動のような地道な行動を長期間続けていくことで、少しずつファンが増え、男子ゴルフ界が復活するのではないでしょうか。