世界ランキング

コロナウィルスの感染が拡大しているため、米PGAツアーは、先週の「プレイヤーズ選手権」を初日だけプレーをおこなった時点で大会中止とし、その後の3試合(3週間分)の中止を決定し、また、その次の週の「マスターズ」を延期としました。

米PGAツアーは、更に「マスターズ」後の4試合(4週分)の大会の中止を追加発表し、その次の週に予定されていたメジャー大会「全米プロ選手権」の開催を延期することにしました。

この間、世界ランキングの順位はどうなるのか、各選手が心配していましたが、男子、女子ともに現在の順位で凍結されると正式に発表されました。東京オリンピックへの参加資格ランキングも基本的に、この世界ランキングがベースとなっているため、関心が高まっていました。

世界ランキングは、対象となる大会での成績(順位)をポイントに換算して順位が決まります。直近の13週分の大会のポイントはそのまま加算されますが、それ以前の大会で得たポイントは満額加算されるのではなく、減額されます。そのため、試合が開催されなくてもランキングの順位は毎週変動することになるため、凍結の決定が下されました。

ただ、7月開催の東京オリンピックは、延期が濃厚となってきたため、関心の中心は、オリンピック参加資格条件としてではなく、コロナウィルスが終息しツアーが再開され、ランキングが動き出した時、世界ランキング50位以内にとどまっていられるかどうかに移っていくかもしれません。もし入っていれば、7月に開催されるメジャー大会「全英オープン」とWGCなどの大きな大会への参加が自動的に認められるため、チャンスが広がります。