来月9日からの「マスターズ」、5月開催の「全米プロ選手権」の2つのメジャー大会が延期になったこと、6月開催の3つめのメジャー「全米オープン」については予定通り開催される予定だとお伝えしていました。
しかし、「全米オープン」についても雲行きがかなり怪しくなってきました。全米オープンは、6月18日からニューヨーク州のウィングド フット(Winged Foot GC)を舞台に開催が予定されていますが、そのニューヨーク州でコロナウイルスの感染がオーバーシュートしています。24日までに全米で確認された感染者5万2000人のうち、2万5000人がニューヨーク州に住んでいる人で、死者も210人に達しました。
そのため、ニューヨーク州では住民に原則自宅待機を命じる措置がとられており、ウィングドフットゴルフ場は無期限の閉鎖となりました。大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)は、まだ延期などの日程変更はおこなわないが、引き続きコロナウイルスの感染拡大状況、当局の指示、発表をウオッチしていくとしています。大会まで約3か月ですが、現在も拡大が爆発的に続いており、終息がいつになるのかまったく先が見えない状況です。
もし、全米オープンも延期となった場合、3つのメジャー大会が延期となります。では、いつおこなうの?という素朴な疑問が浮かんできますが、ひとつの有力な候補日程は、東京オリンピックの延期によって空白となった7月30日(木)から8月2日(日)です。もちろん、コロナウイルスの早期終息が前提となっています。