ダスティン・ジョンソン オリンピック不参加

世界ランキング5位のダスティン・ジョンソンが、正式に東京オリンピックへの不参加を表明しました。彼とブルックス・ケプカが東京オリンピック参加に意欲的ではないということは、当ブログ1月29日付で紹介していましたが、正式な表明となりました。

コロナウィルスによる新型肺炎の影響で、東京オリンピックそのものの開催が危ぶまれていますが、ダスティン・ジョンソンとしては、現段階でプレーの安全が確保される保証がない競技は自らの計画より早めにはずし、この一年の計画を進めていきたいという考えなのかもしれません。

1月29日にも書いていますが、「全英オープン」が終了して、まもなく東京オリンピックの男子ゴルフが開催され、その後米PGAツアーのプレーオフシリーズが始まります。そのためオリンピックを間に入れてしまうと、アメリカ-イギリス-アメリカ-日本-アメリカという移動となり、過密なスケジュールを消化する必要があります。また、時差の影響もあるため、出場する3つの大会のすべてで、充分な結果を出せない可能性が出てきます。そのため一番優先順位の低い東京オリンピックをスケジュールよりはずしたということでしょう。

今年の「全英オープン」は、イギリス、ケント州のロイヤル・セント・ジョージ(Royal St. George’s Golf Club)で開かれますが、2011年に同じコースで開かれた大会で、ダスティン・ジョンソンは2位に入っています。相性のいいコースで、今回はどうしても優勝を狙いたいところです。

東京オリンピックが開かれるのか、中止になるのか、中ぶらりんの状況の中で、選手として集中力を維持することは、ゴルフに限らずたいへんなことだと思います。早くコロナウィルスが収束することを願っています。