ジョン ディリー

年配のみなさんは、ジョンディリー(John Daly)という選手をご記憶と思います。1991年のメジャー「全米プロ選手権」をまったく無名の選手として優勝し、一躍「時の人」となりました。どんな選手か記憶がない方は以下の動画を。

https://www.youtube.com/watch?v=FJhU1GSOJS0

この全米プロ選手権への出場は、控えの選手として最後となる9番目でしたが、大会前日にニック プライス(Nick Price)が奥さんの出産のため急遽出場をとりやめたので、彼に出場の機会がまわってきました。連絡を受けたデイリーは、大会の前日一晩中車を飛ばして会場に到着しました。練習ラウンドなしのぶっつけ本番でしたが、幸いなことに、突然職を失ったニック プライスのキャディーを使うことができました。

トップの位置でヘッドが自分の視界に入ってくるような大きくしなやかなバックスイングから生み出される飛距離は、当時大変衝撃的なものでした。4年後の1995年に「全英オープン」も制し、「全米プロ選手権」の優勝がまぐれではないことを証明しています。

しかし、私生活のほうはあまり恵まれたものとはいえず、4回の結婚・離婚を繰り返し、薬物中毒をわずらったこともあります。現在53歳となり、シニアツアーでプレーしている彼ですが、今回のコロナウィルスの対処方法をSNSにアップしました。

ウォッカを飲んで、ダイエットコーラをちびちびすすって、ウィルスを洗い流すのがいいと。確かに、口の中、のど、食道あたりまで消毒できそうですが、気管支、肺にはウォッカは届きません。かれ独特のセンスと解釈しましょう。

ジョン デイリーには、ゴルフだけではなく、歌の才能もあり、カントリーミュージックのレコードも出しています。一度聞いてみてください。

きょうの一押し動画です。1991年に撮影されたもののようで、当時3歳として現在は32歳のはず。今どうしているのでしょうか?