小さな大会

コロナウイルスの感染拡大で、米PGAツアー、欧州ツアーをはじめ世界中のすべての主要なツアーの試合が中止となっている中、アメリカの現地時間28日(火)、小さな大会が開催されます。

大会名は「マリドウ サマリタン基金招待(Maridoe Samaritan Fund Invitational)」といい、開催コースは、テキサス州のマリドウ ゴルフクラブ(Maridoe Golf Club)です。

PGAツアープロも数人参加し、その中には2月22日のブログで紹介したビクター ホブランド(Viktor Hovland)の名前もあります。彼は結局「プエルトリコオープン」を優勝し、嬉しいツアー初優勝を果たしました。また、ジョーダン スピース(Jordan Spieth)も参加に意欲をみせていましたが、結局出場をとりやめています。セレブリティとしては、フットボール界から元ダラス カウボウイズのQBトニーロモ(Tony Romo)が参加します。ちなみに彼のハンディキャップは3.3です。

なぜ、この試合が開催されることになったかというと、マリドウGCにはフルタイムのキャディーがいますが、コロナウイルスの影響でゴルフ場が閉鎖され、まったく仕事がなくなってしまったため、そのキャディーたちの生活をささようと計画されました。

もちろん、大会は無観客で、ソーシャルディスタンスを保っておこなわれます。この点では、大会がどういうかたちで進められるのか、6月8日から「チャールズシュワブチャレンジ (the Charles Schwab Challenge)」を、同じテキサス州で再開する米PGAツアーも注目しています。