米PGAが、6月11日スタートの「チャールズシュワブチャレンジ」からツアーを再開すると決定したことは、何度もお伝えしておりますが、ソーシャルディスタンスを保ち、感染を防止するため、プレーのしかたに少し変更を加えるようです。
変更その1
バンカーにボールを入れ打ったあと、レーキでバンカーの砂をならさない。レーキにたくさんの人が触れることは、感染予防の観点よりNG。
変更その2
グリーン上でパターを打つ際、旗竿は取り除かないで、そのままパットする。旗竿を取り除くために多くの人が触れることは同様に危険。
変更その3
選手はショットを打つとき、自らがバッグから最適な1本を取り出すこと。通常キャディーが、選手から番手の指示を受けて抜き取り、選手に渡すが、それはNG。選手とキャディーの接触をなくすため。
変更その2については、昨年のルール改正により、パットを打つ時旗竿を抜き取ってもいいし、そのままの状態でパットしても構わないことになっていますが、旗竿を残したままのプレーだけとなります。この点については、はやくも選手より意見が出ています。
カナダ人のアダム ハドウィン(Adam Hadwin)という選手は、「自分はいつも旗を抜いてパットをしている。それを突然、旗を抜かないでパットをするようにと言われたら、それは自分にとって非常に大きな問題である。ひっとすると出場を見合わせるかもしれない。」とまで言っています。
アダムハドウィンという選手は、ストローク ゲインド パッティング(SG putting)の成績が、米PGAツアーで27位とパットの成績はかなり上位の選手です。現在世界ランキングは55位で、米PGAツアーでは1勝をあげ、プレジデントカップにも昨年の大会を含め2度出場しています。
コロナウィルスが終息していない中でのツアー再開となるので、感染防止対策は徹底して講じる必要があり、ハドウィン選手のような事例が出ても致し方ないようです。
SNSでは、我々ゴルファーがどうしたらいいか、さっそく動画が投稿されています。