新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、米PGAツアーは３月の「プレーヤーズ選手権」以降すべてのトーナメントを中止または延期してきました。そして、再開の時期については「チャールズシュワブチャレンジ(the Charles Schwab Challenge)」が６月１１日からテキサス州で無観客試合としておこなわれることが決定しています。
この間ゴルフの試合がおこなわれないため、ゴルフファンとしては、外出はできない、テレビで見るものがないという非常にストレスのたまる状態が続いているなかで、タイガーウッズとフィルミケルソンがマッチプレーをおこない、フットボール界のレジェンドふたりも加わるという話が実現するという話はすでにお伝えしています。
しかし、このマッチプレーについては、今月中にフロリダ州のゴルフ場でおこなわれるという発表があっただけで、いまだに確定した日程と開催場所が発表されていません。
そんな中、あらたなチャリティースキンズマッチの話が浮上してきました。ローリーマキロイとダスディンジョンソンのふたりが組んで、リッキーファウラーと新人マシューウルフと対戦するというのです。大会名は、「テーラーメイドドライビングリリーフ(Taylormade Driving Relief)」といい、フロリダ州のセミノールゴルフクラブ(Seminole Golf Club)で、５月１７日に開催され、全米に中継されます。
大会名にもあるように、４人はテーラーメイド製品の使用契約を結んだ選手というつながりらしいのですが、リッキーファウラーについては、アパレルはプーマ、使用クラブはコブラというイメージが強すぎます。でもボールかパターか何かテーラーメイド製なのでしょう。
リッキーファウラーと組む、M. ウルフという選手については、よく知らないという方も多いと思いますが、ファウラーと同じオクラホマ大学出身の選手です。昨年のNCAA個人戦タイトルを獲得し、卒業してすぐプロに転向し、スポンサー推薦で米PGAツアーに挑戦し、ツアー参加わずか３戦めとなる昨年７月の「3M オープン」で、優勝を果たしたという２１歳の逸材です。アドレス時の動作が非常にユニークなので、興味のある方は以下の動画をご覧ください。
世界ランキング１位のローリー マキロイと同５位のダスティン ジョンソンの組と、同２７位のリッキー ファウラーと１１０位の新人マシュー ウルフの戦いですから、あまりに実力の差がありすぎるような気がしますが、チャリティーゲームなのでよしとしましょう。
大会はもちろん、関係者すべてのウィルスチェックを事前におこない、競技者・キャディーはソーシャルディスタンスを保った形でプレーし、放送するメインのキャスターは在宅で中継をおこないます。
きょうの１押し動画
ボールにヘッドをあてる技術もすごいけど、当たったらどれくらい飛ぶのでしょうか？