5月6日のブログでお伝えした通り、ローリー マキロイ(Rory McIlroy)は、この週末の日曜日(17日)チャリティーマッチ「テーラーメイドドライビングリリーフ(Taylormade Driving Relief)」に参加して、ダスディン ジョンソン、リッキー ファウラーらとプレーし、その模様は全米にライブ中継されます。
そのローリー マキロイが、最近インタビューの中で、トランプ大統領を批判したことが物議をかもしています。「今われわれは、コロナウィルスの問題で非常に深刻な状況のまっただ中にいるが、トランプ大統領はその問題を政治化している。それを選挙戦に利用している。」と。
彼のこのコメントには、米PGAツアーコミッショナー、ジェイ モナハン(Jay Monahan)も頭を抱えています。というのは、彼はほかのプロスポーツ団体の代表者とともに、トランプ大統領が指揮する「アメリカ経済を再生させるためのタスクフォース」のメンバーの一員であり、PGAツアーが6月に再開できるのも、このタスクフォースの強い後押しがあったためです。そのため、トランプ大統領との不要な摩擦は避けておかなければなりません。
マキロイの大統領批判のコメントは唐突に出てきたものではなく、彼は2017年にトランプ大統領から招待されて一緒にラウンドしています。インタビューの中でその時のプレーについて触れ、「ラウンドはとても楽しかった。彼は自分に対しても、ゴルフ場で働いている人に対してもなごやかに接していたし、何といっても彼には言葉にできない強いカリスマ性を感じた。それがあったからこそ大統領になれたのだと思う。とは言っても、彼のすべてがすばらしいと感じた訳ではない。」と述べたあとに続いての発言となりました。
マキロイは、ごく最近トランプ大統領より2度目の招待があって、それを丁重に断ったとも話しています。アメリカ大統領の招待を断るというのもなかなか勇気がいることですが、、、、というより絶対だれも断れないと思うのですが、マキロイは断りました。
彼の意志の強さ、誰に対しても自分の信条を決して曲げないという態度については、現在保持している世界ランキングNO.1の地位を、今後どれだけ長い間保ち続けることができるか、それを示すことでトランプ大統領をはじめ世界中のゴルフファンに理解してもらえるような気がします。
アフターコロナのゴルフ場では、同伴競技者と2メートルの距離をとることが求められます。