欧州男子ツアーは、3月5-8日に中東カタールで開催された「カタール マスターズ(Commercial Bank Qatar Masters)」以降すべての大会は、中止あるいは延期となって今日に至っています。しかし、ここにきてようやく再開に向けて動き始めました。
再開初戦は、英国で7月30日スタートの「ブリティッシュ マスターズ(Betfred British Masters hosted by Lee Westwood)」が予定されています。この大会はユニークな大会で、今年はリー ウエストウッドがホストを務めますが、毎年実績のあるイギリス人プレーヤーがホストとなると同時に、開催コースを選ぶことができます。今年はイングランド北部の「クロース ハウスClose House Golf Club」」で開催されます。
その後、8月は米PGAツアーとの共催となるメジャー大会「全米プロ選手権」が8月6-10日に予定されているだけで、それ以外の2つのトーナメントは中止となっています。そこで、欧州ツアーとしては、「ブリティッシュマスターズ」に続けて3週連続してイングランドで試合を開こうという計画です。
欧州ツアーは、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア西部をエリアとし、毎週開催国が異なるスケジュールとなっています。しかし、このコロナウィルスパンデミックの状況下では、各国の渡航者入国制限、検疫の問題があり、毎週国をまたいで移動することは不可能です。
そのため、欧州ツアーは、イギリス国内で4つの大会を連続して開催する方向で現在調整しています。今シーズン初めの大会のうち延期となった大会を、この期間に持ってくることはできないかスポンサーと協議をし、また開催可能なコースについても現在確認中です。選ばれるコースはホテルを併設するコースとして、事前にウィルス検査を受けた選手・大会関係者のすべては、付属のホテルに宿泊することとして、感染のリスクを最小限に抑える計画です。
米PGAツアーは、試合がアメリカ国内だけで開催されるため、国際的な選手の移動、検疫の問題を考慮する必要がありませんが、欧州ツアーのほうはそうはいきません。しかし、ゴルフの聖地イギリスで4試合連続して試合をおこなうとは、なかなか素晴らしいアイデアですね。
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