マキロイ ツアー再開に向けて

米PGAツアーは、お伝えしているように6月11日から「チャールズシュワブチャレンジ(Charles Schwab Challenge)」が再開初戦となり、無観客試合でおこなわれることが決まっています。その後の3試合も同様に無観客でおこなわれます。

6月11日に向けて各選手はすでに本格的調整に入っていますが、現在世界ランキング1位のローリーマキロイ(Rory McIlroy)選手のキャディーについてメディアで報道されています。マキロイ自身は、コロナウィルスの感染拡大中ずっとアメリカ国内に住んでいましたが、彼のキャディーは米ツアーが中断したため、本国北アイルランドに戻っていました。その彼が24日(日)アメリカへ向けて出発したという欧州発のニュースです。

マキロイのキャディーは、ハリーダイアモンド(Harry Diamond)といい、31歳のマキロイより5歳年上です。ジュニア時代からお互いをよく知っており、彼自身も北アイルランド代表入りしたほどの腕前です。

ハリーはアメリカ到着後、フロリダにあるマキロイの自宅敷地内のゲストハウスで2週間の自主隔離に入り、その後ウィルス検査を受けキャディーをつとめることになります。マキロイはとりあえず、再開後3試合連続でプレーするだけなので、ハリーはまた北アイルランドに戻って2週間の自主隔離に入ることになります。アメリカでの3週間のために合計7週間拘束をうけることになります。

マキロイが、どれだけハリーに支払うのか想像がつきませんが、国際試合に参加するためには当分の間このような不便な状況がつづきます。しかし、調子のいいマキロイが3試合のうち1試合でも優勝することができたなら、成功報酬分が上乗せされるのでハリーとしてはそこに期待したいところです。