5月22日のブログで欧州男子ツアー再開についてお知らせしていましたが、欧州ツアーより正式に日程の発表がありました。当初は4試合連続してイギリス国内で試合をおこなうかたちで進められていましたが、2試合増えて合計6試合連続開催となりました。
基本的に毎週異なる国で試合をおこなう日程の欧州ツアーでは、コロナウィルス発生後は、ある国に入って試合をおこない、また別の国で試合をおこなうには、2週間、2週間で合計4週間の自主隔離が必要となり、選手は体調の維持管理をすることが困難となります。その問題を解決するため、イギリスひとつの国でトーナメントを連続しておこなうことになりました。
日程は
7/22 – 25 ブリティッシュ マスターズ (当初の予定より1週間早まる)
7/30 – 8/2 イングリッシュ オープン
8/6 – 9 イングリッシュ選手権
8/13 – 16 セルティック クラシック
8/20 – 23 ウェールズ オープン
8/27 – 30 UK選手権
すべての試合は無観客試合として開催され、開催コースはすべてホテルを備えているので、選手、キャディー、大会関係者はそこに宿泊し、外部からウィルスが入ってくるリスクを減らします。
米PGAと比較して財政的に厳しい欧州PGAですが、シーズン途中で新しい試合を5つも創出するなど、本当にすばらしい機動力です。また、テレビ中継される無観客試合をなんとか盛り上げるため、主要な選手にマイクをつけてもらうという案も浮上しています。クラブ選択やどんな球筋で攻めるのかといった選手とキャディーがかわす会話を視聴者が聞けるようになるかもしれません。アフターコロナの時代には、テレビ中継のやりかたもかわってきそうです。