いよいよ米PGAがツアーを再開する日が来週に迫ってきました。
6月11日より「チャールズシュワブチャレンジ(Charles Schwab Challenge)」が、テキサス州のコロニアルCC(Colonial CC)で無観客試合としておこなわれます。アメリカのプロスポーツの中では最初の再開となります。
その後4週間(4試合)は無観客でおこなわれることが決定していますが、その次の週(7月9-12日)に予定されていた「ジョン ディア クラシック(John Deere Classsic)」の中止が決まりました。
大会が開催されるイリノイ州では、コロナ感染拡大防止のために、州の規則によってこの夏一杯、50人を超える集会を禁止しているためです。また、タイトルスポンサーで、農機具・園芸機具メーカーのジョンディア社は、観客を入れて試合をおこない、会場で感染が発生する事態になることを好みませんでした。
この事態をうけて米PGAは即座に動き、代替トーナメントの開催を発表しました。「ジョン ディア クラシック」の翌週(7月16-19日)は、オハイオ州のミュアフィールド(Muirfield Village GC)で「メモリアルトーナメント(the Memorial Tournament presented by Nationwide)が開催されることが決まっていますが、同じ会場で2週連続して試合が開催されることになりました。
「メモリアルトーナメント」については5月11日のブログで、観客を入れて開催され、コロナウィルス対策については万全の体制で臨むことを紹介していますが、その前の週に開催される新設の試合については、新しいスポンサー「ワークディ(Workday)」のもと無観客試合として開催されますが、大会運営はメモリアルトーナメントの大会関係者が担当します。
100年に一度あるかないかというコロナ禍において、選手のため、ファンのため、地域のために、ツアーの日程を守り抜く米PGAの強い姿勢を感じます。