約3か月の中断後に再開した米PGAツアー「チャールズシュワブチャレンジ」をプレーオフの末優勝したのは、ツアー3勝めを達成したダニエルバーガー(Daniel Berger)選手でした。
彼の両親は元テニスプレーヤで、お父さん(Jay)のほうは、かつて世界ランキング7位までなった選手です。彼の祖母はアマチュアゴルファーとして活躍し、それを受け継いだのが、バーガー選手と言えます。
バーガー選手は、2016年、2017年の「セントジュードクラシック(St. Jude Classic)」を連覇したのちに、手首の故障のため十分な練習ができない状況が続いていましたが、今シーズン(昨年9月スタート)に入ってから、この大会の最終日までの28ラウンド連続で、アンダーパーのプレーをする状態にまで戻ってきていました。
彼のスイングは非常に独創的で、トップの位置での手首の姿勢に大きな特徴があります。以下ファイナルラウンドのハイライト動画でご確認ください。
なお、この大会の優勝賞金は、135万ドル(1億4600万円)です。ちなみに惜しくもプレーオフ1ホールめで敗れたコリンモリカワ(Collin Morikawa)選手の賞金は817500ドル(8830万円)
敗れたモリカワ選手ですが、相手のバーディーで勝敗がついたというのであれば、きっぱりと気持ちの切り替えがつくところですが、非常に悔いが残る試合展開でした。というのは、72ホール目アプローチショットを約1メートルにつけたモリカワ選手は、入れてバーディーをとれば優勝というところでした。しかし、このパットをはずしてしまい、バーガー選手とのプレーオフとなってしまいました。ショックを引きずりながら、プレーオフ1ホール目。パーで先にあがったバーガー選手に対して、またも約1メートルのパーパットが残り、これを外して万事休す。
モリカワ選手が、プロ転向後米PGAの大会で連続予選通過記録を21試合として、タイガーがもつ25試合の記録に迫っていると紹介しました。今回の敗北で、「自分は目標を予選通過するなどという低いところに置いていない。目標はあくまで、次の大会で必ず優勝することだ」いう強い思いで戦っていってほしいですね。モリカワ選手は、今週18日から始まる「RBCヘリテージ(RBC Heritage)」に出場します。注目です。