ブライソン ディシャンブー選手の飛距離

先週の米PGAツアー「チャールズシュワブチャレンジ」で、3位タイに入ったブライソンディシャンブー(Bryson DeChambeau)が注目されています。

5月14日のブログで彼のことを取り上げましたが、プロテインを取りながら1日3回の筋トレをおこない筋肉改造に取り組み、クラブのヘッドスピードを上げていく。そしてドライバーの飛距離を伸ばしていく。先週の大会で、その成果がはっきりとあらわれてきているためです。

以前より40ポンド(約20kg)体重が増え、その約半分はコロナウィルスのためステイホーム期間中の増量です。また、その時期中にボールの初速度が200mphを超えたと彼地震がSNSで発信しています。

米PGAの公式データでもはっきり表れており、先週の「チャールズ シュワブ チャレンジ」の大会4日間で、354ヤード以上飛んだティーショットが13回記録され、そのうちの7回は、ディシャンブーが打ったボールでした。また、360ヤード以上飛んだショットは4本あり、そのうち3本を彼が打っています。とうとうドライバーの飛距離は350ヤード超えの時代に突入です。

今週開催される「RBCヘリテージ(RBC Heritage)」の大会前の記者会見でも、ブライソンディシャンブーの飛距離が話題となり、ある選手は「今後どこまでスイングスピード、ボールスピード(ボールの初速度)が伸びていくのか大変興味がある。しかし、スイングスピードが上がれば上がるほど、ボールコントロールは難しくなるし、現在使用されているボールが物理的にどこまでのスイングスピードに耐えられるのかという問題も出てくる。」

現在26歳の彼は、偉大な選手になるための必要条件のひとつである「全米アマチュア」のタイトルを2015年にとってプロとなり、すでに米PGAツアーで5勝、欧州ツアーで1勝あげています。

ディシャンブー選手は、使用するアイアンのシャフトの長さがすべて同じ長さであることや、ショットを打つときや、パターを打つときに、腕の関節を曲げないで一直線に伸ばしておこなうなど、米PGAツアーの中でも非常にユニークな存在です。今後の彼の飛距離と成績をフォローしていきましょう。