米PGAツアー「RBC ヘリテージ(RBC Heritage)」の2日目は、まだ十数人がプレーを残している時点で雷雨接近によりサスペンディットとなりました。
この日、米PGAから出場選手の中にコロナウィルス感染者が発生したと発表がありました。感染が判明したのは、ニック ワトニー(Nick Watney)という選手で、米ツアーで5勝あげている39歳の中堅選手です。すでに自主隔離状態に入り、この大会で彼と接触した関係者の洗い出しを含め、医療専門家と相談の上必要な対策が講じられています。
ワトニー選手は棄権扱いとなります。予選通過後にウィルス感染がわかったときは、棄権しても最下位と同額の賞金が保証されますが、彼は初日プレーしただけなので賞金を得ることはできません。
ワトニー選手は、今週会場に到着したときの検査では陰性で、先週の「チャールズシュワブチャレンジ」にも出場していました。しかし、米PGAツアーが用意した開催都市間を結ぶチャーター便は利用しておらず、個人で移動して「RBCヘリテージ」の会場に入ってきています。
大会期間中にコロナ感染者が出た場合については、ツアー再開前から想定されており、大会を中止にすることなく、定められた手順どおりの安全対策がおこなわれています。また、ワトニー選手についても、米PGAは彼が完全に回復するまで責任をもってサポートすると表明しており、文字通り「選手の健康と生命を守る」米PGAの姿勢は、プレーする選手にとっては非常に頼もしいものです。
なお、2日めの主な各選手のプレー
首位に立ったのは、ウェブ シンプソン(トータル12アンダー)
初日首位タイだったイワン ポールターは、伸ばせずトータル9アンダーで5位タイ
ブライソン ディシャンブーは、今日7アンダーのプレーで2位タイに浮上
ブルックス ケプカは、トータル9アンダーで5位タイ
ダスティン ジョンソンは 8アンダーで11位タイ
試合が雷雨によるサスペンディットになったため確定ではありませんが、
初日大きく出遅れたローリー マキロイ、ジョン ラウムは、2日めスコアを伸ばし予選通過
コリンモリカワは、予選通過し1試合1試合タイガーの記録に近づきます。