ウィルス感染者続出

昨日のブログで今週の米PGAツアーの大会「トラベラーズ選手権」にケプカ兄弟がそろって出場すると書きましたが、兄のブルックス ケプカのほうが棄権を発表しました。彼のキャディーがウィルスチェックで陽性と判明されたためです。

また、2010年の「全米オープン」に勝ち、ことし2月には欧州ツアー「サウジインターナショナル」で優勝したグラン マクダエル(Graeme McDowell)も同様に、キャディーが検査で陽性が判明したため出場を取りやめます。彼とキャディー、そしてケプカのキャディーは、フロリダ州で共通の友人の葬式に参列しており、マクダエル自身も現在は陰性ですが、濃厚接触者なので棄権します。

また、先週の「RSB ヘリテージ」で優勝し、世界ランキング5位になったウェブ シンプソン(Webb Simpson)も今週の「トラベラーズ選手権」への出場をとりやめると発表しました。家族の中に感染者が出たことが理由です。

ほかに、ツアーメンバーのニック ワトニーが先週の大会で、キャメロン チャンプは本大会前の事前ウィルスチェックで陽性が判明し、出場をとりやめ自主隔離に入っています。

この事態をうけ、米PGAコミッショナーは、すべてのツアー選手に対してさらなる注意喚起を促しました。そして、大会中のウィルスチェックの回数とその対象者を拡大することを伝えています。このまま、どんどん感染者が増えていくと、ツアーを継続していくことができなくなり、また中断してしまうためです。

コロナ感染の拡大を防ぐため、選手、キャディーを含め大会関係者は、外部とのかかわりを断って、毎週毎週アメリカ各地を転戦していくことになり、それは相当なストレスになります。ツアーを続けていくためにはやむを得ないことかもしれません。