今週の米PGAの下部ツアー「コーンフェリー(Korn Ferry)」は、本ツアーより1日早く7月1日(水)から4日間の日程で「TPCコロラド選手権(TPC Colorado Championship)」が、コロラド州の「TPCコロラド」で開催されています。このコースのシグニチャーホール(名物ホール)とも呼ぶべきホールは、13番ホール(パー5)で、その長さが773ヤードあり、PGAツアーを含めて最長となります。
コロラド州の州都デンバーは、ロッキー山脈のふもとにあります。マイルハイシティー(Mile High City)とニックネームがついているこの都市は、高度が1600メートルの高地にあります。そのため、デンバー近郊にある「TPCコロラド」では、空気が少し薄く抵抗が少ないため、ボールは平地に比べて遠くに飛びます。
そうはいっても、パー5は普通530-560ヤード程度の長さなので、その長さは突出しています。3オンを想定して、3で割っても一打258ヤード必要です。アベレージゴルファーのわたしにとっては、一打目に258ヤード打つこと自体がすでに「無理無理」です。仮に4オン狙いで攻めたとしても、一打193ヤード要ります。トップしたり、手前を叩いたりしないで4回も打つ自信は到底ありません。
この大会に出場している選手がこのホールをどう攻めたか?すでに1日目のプレーを終了しているので結果を確認してみることにします。5アンダーと4アンダーで上がった上位9名の選手の13番ホールのスコアは、ボギー1名、パー4名、バーディー4名でした。プロにとって距離が長いことはさして苦にならないのですね。さすがです。