ドライバーの平均飛距離が320.1ヤードで、ツアーNO1の飛ばし屋キャメロンチャンプ(Cameron Champ)ですが、先週の大会「トラベラーズ選手権」開始前のウィルス検査で陽性が判明し、大会を棄権しました。しかし、本人には自覚症状がまったくなく、その後の検査でも陰性の結果が続いていると訴えていました。
そのため、1回目の検査の結果が正しくなかった可能性を排除できないとして、米PGAはウィルス検査の扱い方について、「テストの結果陽性となった選手、キャディーは、自覚症状がまったくなく、24時間の間隔をおいて検査した2度のテストで陰性となった場合は、競技に復帰できる」と変更を発表しました。
ツアー再開後、今週の「ロケットモーゲジクラシック」でまだ4試合目なので、米PGAツアーもいろいろと模索の状態が続きます。ウィルスに感染してもまったく無症状の状態が続く人が、他のウィルスに比べて多いという新型コロナウィルスの特徴も、問題を難しくしています。
併せてもう1点変更が発表されています。選手が大会前の検査で陽性が判明し、米PGAツアーの指示に従って自主隔離に入った場合、休業補償的意味合いで選手に10万ドル(約1100万円)が支払われることになっていましたが、その額が7万5千ドルに減額されます。
いくらPGAツアーが世界最高峰の舞台で資金が潤沢だといっても、少し大盤振る舞い的な感じがありましたので、妥当な変更だと思います。
今日から始まった「ロケットモーゲジクラシック」への大会出場が急遽認められたキャメロンチャンプは、会場入りしてウィルス検査を受け、感染予防のためひとりでラウンドをおこなっています。このブログを書いている現在(午前8:00)は、17番ホールを終えて、2アンダー67位タイでカットラインぎりぎりの成績でまわっています。与えられたチャンスを最大限生かしてほしいと思います。