9月25日からアメリカ、ウィスコンシン州「ウィストリング ストレイト(Whistling Straits)」コースで予定されていた「ライダーカップ(Ryder Cup)」が延期になるということは、6月22日付の当ブログで、イギリスの新聞の電子版がそう報道していると伝えていましたが、主催者より正式に発表されました。
開催場所の変更はなく、日程が2021年9月24-26日へと1年間延期されます。そのため、2021年に予定されていた「プレジデントカップ(Presidents Cup)」が2022年開催となります。そした、2022年にローマで予定されていた「ライダーカップ」が2023年に移動となります。
通常のトーナメントは、ストロークプレーでおこなわれるため、他の選手を意識しないで、自分がどんどんスコアーを伸ばしていけば勝てますが、マッチプレー形式で戦うライダーカップではそうはいきません。自分がミスをしても、相手がそれ以上のミスをすれば、そのホールを取ることができますし、周囲の熱烈な応援がミスを誘ったり、反対にミラクルショットを誘発します。なので、観客の存在はどうしても欠かせません。
現在は、各国ともコロナウィルス感染防止のため、厳しい入国制限をおこなっており、ライダーカップの応援のためアメリカに入国する多くの観光客に対して、アメリカが特例を認めるわけにもいきません。今回の1年延期の決定は、致し方ない判断と言えます。
1年後世界がどんな状況になっているのかは誰にも分りませんが、少なくとも今よりはよくなっているであろうことを願いましょう。