観客を入れた試合の開催

現地16日(木)よりオハイオ州ダブリンで始まった米PTAツアー「メモリアル トーナメント」ですが、当初は感染防止対策を徹底しておこない、限られた数の観客を入れて開催する予定でしたが、アメリカ国内で2次感染が拡大しているため、急遽無観客試合としておこなわれています。

米PGAツアーコミッショナーのジェイモナハン(Jay Monahan)が、本大会前の記者会見で述べたことは、いったいいつになったら、ゴルフ場に観客を入れて試合をおこなうことができるようになるか、目途があるのかという点です。モナハンは、9月17-20日の日程に延期となった「全米オープン」では、観客を入れて試合をおこなえるように、主催者であるUSGA(全米ゴルフ協会)が、開催コース、ウィングトフット(Winged FootGC)があるニューヨーク州の州知事、衛生当局と現在調整を進めていると述べています。

二次感染が9月の段階でどの程度収束しているのか予測はつきませんが、なんとか観客を入れて開催してほしいと思います。選手のすばらしいプレーに対しては、ギャラリーの歓声と拍手がどうしても必要で、プレーしている選手のほうも、せっかくいいショットを放ったのに、長いパットを決めたのに拍手も歓声もないのでは「せいがない(やりがいがない)」という感じで、気持ちの盛り上がりも乏しくなります。「全米オープン」を契機にして、観客を入れた試合が徐々に増えていくように願っています。