タイガーウッズは、先週の米PGAツアー「メモリアルトーナメント」に、コロナウィルス感染拡大によるツアー中断の後、初めて出場しました。久々にプレーして、結果はトータル6オーバーの40位タイでした。
コロナの影響でツアー年間スケジュールが大幅に変更となり、ことし最初のメジャーとなる「全米プロ選手権」が8月6-9日の日程で開催されるので、今後はそこに向けての調整をおこなっていくことになると思われます。
タイガーがどんな調整をおこなうのか、その一端がうかがえる記事を見つけましたので紹介します。屋内用パター練習グリーンはどこででも見かけますが、彼が今年春自宅に設置したグリーンは特別なもので、グリーンの傾斜を付属のディスプレーから思うように変更することができ、その傾斜上のパットラインをグリーン上に明示してくれるという、とても高価でハイテクなすぐれものです。
他に、彼の自宅には自分でクラブを微調整することができる作業場もあります。ウェッジのバンス角を自分のスイングに合うように変更したり、ヘッドの重量を削り取ったりするためのグラインダーなどの工具も備わっています。
日本では、欧米とは家の事情が異なるという理由もありますが、いろいろ作業ができるガレージ的なスペースを持っている選手がいるということはあまり聞きませんし、クラブヘッドのコンフィギュレーションを自分で調整する選手のこともあまり聞きません。しかし、微妙な調整を、言葉で相手に伝えることは非常に難しく、自分で実際にやったほうが早いということもあるでしょう。日本人の場合、こういう作業はクラブフィッターにすべて任せてしまうのでしょうか。
タイガーの最新の練習グリーンに興味のあるかたは、以下のサイトの最後の動画をご覧ください。
https://www.golfdigest.com/story/at-home-with-tiger-woods-indoor-putting-simulator