2月23日付けの当ブログで、米PGAツアーと競合するゴルフリーグ「プレミアゴルフリーグ」創設の動きについてその詳細を記しています。その後、ローリーマキロイ、ブルックスケプカ、ジョンラウムといったトッププレーヤーが興味を示さず、米PGAで引き続きプレーすると表明したことと、その直後から新型コロナウィルスの感染拡大がおこり、米PGAツアーを含むすべてのプロスポーツが中止となり、それどころではないという状況になっていました。
しかし、米PGAツアーが6月に再開し、WGCの大会も来週の「セントジュード招待」から再開され、無観客ながらようやく「ニューノーマル」の試合が戻ってきたこの時期に、新リーグ創設へ向けて動きが、引き続き水面下で進行しているとメディアで報道されています。
新リーグ側は、最近ブルックスケプカ、フィルミケルソン、アダムスコット、ヘンリックステンソン、ジャスティンローズ、リッキーファウラー、ポールケーシーを含む選手たちに対して正式な条件の提示をおこないました。
また、新リーグ側は選手だけではなく、欧州PGAに対してもコンタクトしています。欧州PGAは、米PGAツアーほど財政的に豊かではなく、コロナウィルス感染拡大後の回復も遅れ、先週になってようやく再開しました。詳細は不明ですが、欧州ツアー全体を財政的にバックアップする話などが含まれていう模様です。ただ、この新リーグサイドには、サウジアラビアを中心とする巨額のオイルマネーが大きくかかわっています。
欧州ツアーは、いままでもサウジアラビア、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦など中東諸国でトーナメントを開催してきており、アラブ諸国とのつながりはかなり強いものがありました。今後、コロナウィルスの影響で大会スポンサーの撤退などが予想されるなか、プレミアゴルフリーグ創設の動き、欧州ツアーの動きが今後注目されます。
今回、正式にオファーを受けた選手にとって、ここは思案のしどころと思われますが、仮にゴルフプレミアリーグが創設されたとして、そこでプレーすることを決めた選手は、米PGAツアーでプレーすることはできませんが、年間4つあるメジャー大会へ出場する道は閉ざされていません。プロの選手にとって、メジャー大会でいくつ優勝したかが、最終的に選手を評価する上で最重要項目なので、、、、、