USオープン 無観客試合で開催

来週はコロナウィルスの影響で延期となっていた「全米プロ選手権」が、今年最初のメジャー大会として、カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディングパーク(TPC Harding Park)で開催されますが、無観客試合としておこなわれます。

その次におこなわれるメジャー大会は「全米オープン」となり、9月17-20日の日程でニューヨーク州ウィングドフットGC(Winged Foot GC)でおこなわれます。この大会には限られた人数ですが、観客を入れて開催できるよう主催者であるUSGAが動いていることを、7月17日付けのブログで紹介していました。

しかし、現地時間の29日USGAは、「全米オープン」をコースに観客を入れないで開催すると発表しました。「州、市の衛生当局と観客を入れておこなう方向で調整を重ねてきたが、2次感染の拡大も懸念される現段階では、無観客で試合をおこなうことが、関係者の生命と安全を最優先に考えると最善の方法であるという結論に達した。」と

残念ですが仕方がありません。観客はコース上で選手のプレーを直接見たいと思うし、選手のほうも、いいプレーには拍手と歓声で応えてもらい、ミスショットに対しては嘲笑、叱責をもらうほうが、プレーに張りや緊張感が生まれ、それが結果的に選手をいい方向に向かわせます。

今年は「全英オープン」が中止になったため、今年最後とメジャー大会として、「マスターズ」が、11月12-15日に開催されます。主催者側からはまだどのようなかたちで開催されるか発表されていませんが、開催の約2か月前頃にはなんらかの発表がある見込みです。

米PGAは、引き続き限られた数の観客を入れてトーナメントを開催するための交渉をおこなっていくと表明しているので、2次感染が収束の方向に向かいはじめたと判断される時点で、観客を入れたトーナメントが開催される予定です。もう少し時間がかかりそうです。