米PGAツアー再開後第4戦めとなる「ロケット モーゲジ クラシック(Rocket Mortgage Classic)」は、ブライソン ディシャンブー(Bryson DeChambeau)がトータル23アンダーで優勝し、米ツアー6勝目を飾りました。
ツアー再開後は、食事と筋トレによって1まわりも2まわりも大きくなった体で飛距離を伸ばし、その飛距離に多くの関心が集まっていました。しかし、優勝したことで飛距離だけではなく、間違いなく総合力の評価にかわっていきます。
実際に、この4日間のドライバー平均飛距離350.6ヤードは首位、ストークゲイン オフザティー(SG:Off-the-tee)1位、ストークゲインパッティング(SG:Putting)も1位。ドライバーで1番稼いで、パットでも1番稼ぐという理想的な勝利パターンです。
最終日を首位でスタートしたマシュー ウルフ(Matthew Wolff)は、スコアを1つしか伸ばすことができず、2位に終わりました。現在21歳の彼は、昨年の6月にプロになってすぐに米ツアーで1勝あげている実力者です。今後に期待しましょう。彼のアドレス時の腰の動きはとても特徴的で、テレビの解説者は、「ダンス(dance)」と表現していました。
4位タイにはダニー ウィレット(Danny Willet)が入っています。イギリスの選手で、2016年の「マスターズ」を優勝したのち、極度の不振に陥っていました。2019年9月に欧州ツアー「BMW PGA 選手権」」で優勝し、徐々に調子を戻してきています。
ウェブ シンプソン(Webb Simpson)は、2試合連続優勝を狙いましたが、決勝ラウンドを71、70と伸ばすことができず、8位タイに終わっています。
松山英樹は、3日目65のスコアで順位を上げていましたが、最終日71の成績で21位タイでした。
アルコール依存症とうつを克服し、2週間前の下部ツアーで優勝し、今大会でも予選ラウンドを終えて首位タイに立ったクリスカーク(Chris Kirk)ですが、土日を70,73と伸ばしきれず、21位タイに終わっています。