冷気と霧のなかの全米プロ選手権

いよいよ、日本時間の明日(7日)の早朝から「全米プロ選手権」がはじまります。今週に入って各選手は会場入りして練習ラウンドをおこない、大会に向けて最終調整をおこなっていますが、コースがあるサンフランシスコの天候に異変が生じているようです。

練習する選手がセーターを着こみ、毛糸の帽子をかぶっています。「霧のサンフランシスコ」という歌が昔流行したように、サンフランシスコ付近には、今週冷気が入り込み、冷たい風が吹き、霧が発生しやすい気象条件となっています。悪いことに、大会期間中ずっとこのような天気が予想されています。

温度が低いことと、空気が水分(霧)を含んでいるため、ボールがいつもより飛ばない状況になっています。試合前の記者会見で、先週の「セントジュード招待」を制したジャスティントマスは、ドライバーの飛距離が先週に比べ30ヤード落ちていると述べています。

選手は1枚、2枚多めに着込むため、体の動きがその分悪くなります。また、40歳代の選手や体のどこかに古傷をもっている選手にとっては、寒さのなか傷を気にしながらのプレーになります。44歳のタイガー ウッズは、背中を何度も手術しており、インタビューですこし懸念を表明しています。体の具合、スコア次第では途中棄権もあるかもしれません。

ここから私の大胆予想ですが、ことしの大会は暑かろうが寒かろうが、厚着をしていようがいまいが気にならない。ドライバーの飛距離が30ヤード短くなっても、それでも十分な飛距離があるという若い選手が大会を制するかもしれません。ブライソン ディシャンブー、マシュー ウルフ、ビクター ホブランドあたりの選手が、、、